【ウクライナ侵攻】シェル、サハリン2撤退。単独の即断「寝耳に水」。用船料決済は維持
オイル・ガスメジャーの英シェルは2月28日、ロシア極東でのLNG(液化天然ガス)・石油事業「サハリン2」から撤退すると発表した。シェルはサハリン2に約27・5%出資、上流権益を保有する。サハリンには…
【ウクライナ侵攻】英国、ロシア船の入港禁止。原油・LNG船中心か
ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受け、英国政府は2月28日、同国の全ての港湾にロシア関係船の入港を禁止するよう指示した。ロシア籍船やロシア船主の保有船に加えて、ロシア企業の用船・運航まで広範囲を禁止…
DFFASプロジェクト、無人運航 輻輳海域で成功。東京―伊勢湾、世界初
船舶が多数行き交う輻輳(ふくそう)海域で、世界で初めて無人運航実証実験が2月末から3月1日にかけて行われた。日本財団による無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の一つで、日本郵船グループの日…
【インタビュー LNG燃料フェリー整備】商船三井フェリー社長・尾本直俊氏、内航CO2削減に全力
商船三井は2月中旬、LNG(液化天然ガス)を主燃料とする最新鋭フェリー2隻(2025年就航予定)を新造発注した。商船三井フェリー(本社・東京都)が運航し、大洗(茨城県)―苫小牧(北海道)航路の深夜便…
福神汽船、船舶管理デジタル化。ハンゼアティックと契約
英ロイド・レジスターグループで海事産業向けソフトウエアを提供する独ハンゼアティックソフト(本社・ハンブルク)は1日、今治船主の福神汽船(本社・愛媛県今治市)向けに船舶管理ソフト「クラウド・フリート・…
上海外高橋、7000TEU型累計受注30隻。CUL向け2隻初成約
中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船は、同国船社チャイナユナイテッドラインズ(CUL)から7000TEU型コンテナ船2隻を成約し、同型船の累計受注実績が30隻に達した。中国船舶工業行業協会(…
飯野海運、初のLPG焚き竣工。エクイノール用船
飯野海運は2月28日、同社初のLPG(液化石油ガス)2元燃料主機関搭載VLGC(大型LPG船)「CALLUNA GAS」が川崎重工業坂出工場(香川県坂出市)で竣工したと発表した。ノルウェーのエネルギ…
船協、パナマ運河長官らと面談。新通航料の値上げけん制
日本船主協会は1日、友田圭司副会長が2月下旬にパナマを訪問し、パナマ運河庁(ACP)のリカウルテ・バスケス・モラレス長官らと面談したと発表した。現在ACPが抜本的な見直しを検討中の同運河の新通航料金…
政府、船員交代の要件緩和。荷役なし可、一部隔離7日へ短縮
政府は1日から、日本国内での外国人船員の交代の要件を一部緩和した。荷役の伴わない船舶でも船員交代を認める。また、フィリピンなど特定の6カ国の船員に課していた出国前の隔離期間を10日から7日へ短縮する…
蘭ロイヤル・ボーデス、ハイブリッドBC受注。ハグランド向け追加1隻
※キャプション=ハイブリッドBC完成イメージ(ハグランドのホームページから) オランダ造船所ロイヤル・ボーデスは、ノルウェー船社ハグランド・シッピングからバッテリーと重油のハイブリッド推進を…
【市況2022】VLCC、中東―中国マイナス脱出。バンカー高契機に反発
VLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市況が反発している。緊迫化するウクライナ情勢を背景にしたバンカー価格の上昇を受け、先週後半から船主が収益確保のために高値の運賃を求めるようになっていたが、今…
名村造船所、会社人事・組織変更
名村造船所 【組織変更】 (4月1日)船舶海洋事業部設計本部における全般的な業務の効率化を図るため、「技術開発センター」「基本設計部」「船殻設計部」「艤装設計部」を再編し、「技術開発センター…
東京港、長時間待機が頻発。本船スケジュールの混乱影響
東京港の混雑が再び悪化している。東京都トラック協会(東ト協)海上コンテナ専門部会が東京港の各コンテナターミナル(CT)で2021年12月に行った海上コンテナ車両の待機時間調査によると、平均待機時間が…
鴻池運輸、無人フォークでトラック荷役。三菱重工などと実証実験
鴻池運輸は1日、三菱重工、三菱ロジスネクストと共同で、無人フォークリフト(AGF)によるトラックの荷積み・荷降ろし自動化に向けた実証実験を開始すると発表した。3月からトラックの荷役位置検知試験やトラ…
日本トランスシティ、グループ最大拠点を整備。ワイヤーハーネス物流に特化
【中部】日本トランスシティは2月28日、住友電装、伊勢湾倉庫と設立予定の合弁会社の事業拠点となる新倉庫を、三重県朝日町に整備すると発表した。グループ最大となる敷地面積6万9783平方メートルの新拠点…
神鋼物流、名古屋物流センター、4月1日に開設。鋼材物流の拠点に
【関西】神戸製鋼グループで総合物流を担う神鋼物流(本社・神戸市、岡欣彦社長)は、名古屋地区に新たな物流拠点を開設する。双日ロジスティクスが運営する名古屋スチールセンター(愛知県飛島村)を神鋼物流が譲…
日本発近海、4月から運賃修復。ワンハイ・OOCL
海上コンテナ市況の高騰が続く中、日本発アジア域内航路でも運賃修復が相次いでいる。香港OOCLは4月1日から、台湾ワンハイラインズは4月10日積み地出港船から運賃修復を実施すると発表。それぞれ東南アジ…
新潟県内2港21年コンテナ、新潟・直江津とも、2年連続取り扱い減
新潟県はこのほど、県内のコンテナ港湾2港(新潟、直江津)の2021年(1―12月)の取扱貨物量(速報値)を公表した。このうち新潟港のコンテナ取扱個数(空コンテナ含む)は前年比4%減の17万2310T…