邦船大手、自己資本比率40%台に。構造改革・環境対応 前倒し
邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の財務基盤が強化されている。コンテナ船やドライバルク船の市況高騰を受けて、各社の業績が空前の好決算となっているためで、財務の健全性を示す自己資本比率は20…
商船三井、ニチコンと提携拡大。MLGが米代理店に。化学品輸送を世界展開
商船三井は7日、同社グループとタンクコンテナ運用大手日本コンセプト(ニチコン)の業務提携をアジアなどから米国に拡大すると発表した。商船三井と商船三井ロジスティクス(MLG)、日本コンセプトの合弁会社…
WSC、船社規制で「混乱解消せず」。米上院の海事法改正案巡り
定期船社団体の世界海運評議会(WSC)は4日、米国の民主党議員などが1日上院に提出した米国海事法改正案について、「海運会社への規制をいくら強めても、今のサプライチェーンの混乱が解消されないことは明ら…
【インタビュー 緊迫ウクライナ情勢】JOGMEC調査部ロシアグループ政府間協議対策チーム担当調査役・原田大輔氏。制裁でも市場影響 限定的
ロシアがウクライナ東部の国境付近に10万人規模の兵力を展開し、欧米との緊張が高まっている。バイデン米大統領がロシア軍によるウクライナ侵攻の可能性に言及し、NATO(北大西洋条約機構)加盟国がウクライ…
燃料油価格抑制制度、フェリー船社「期待感」も。 現時点で効果不透明
政府は1月下旬から、原油価格上昇に関する激変緩和対策事業として燃料油価格抑制制度を開始した。船舶用重油も同制度の対象で、内航フェリー船社関係者から「燃油価格高騰に苦しむ中での価格上昇抑制には期待した…
佐渡汽船、みちのりHD7割出資。再建へ 最大15億円
佐渡島と本州を結ぶ定期航路を運営する佐渡汽船(本社・新潟県佐渡市)は7日、交通・観光事業の支援を手掛ける「みちのりホールディングス」(同・東京都千代田区)を割当先とする最大15億円の増資を決定したと…
内海造船4―12月期、最終黒字に転換。新造船8隻受注
内海造船の2021年4―12月期連結決算は、最終損益が8300万円の黒字に転換した。前年同期は3億1100万円の赤字で、4―12月期の最終赤字は13年以来7年ぶりだった。資機材価格の上昇で既受注船の…
バンカー価格、2年ぶり700ドル台に高騰。オペの運航コスト増
船舶用燃料(バンカー)価格が上昇している。主要なバンカリング(燃料供給)拠点であるシンガポール積みのVLSFO(低硫黄燃料油)価格はトン当たり730ドル超。2020年1月以来、2年ぶりに700ドル台…
【Newsクリップ】広島銀行、進徳海運「SDGs宣言」支援
広島銀行は4日、同社のSDGs(持続可能な開発目標)取り組み支援サービスを通じて、外航船主の進徳海運(本社・広島県東広島市)がSDGs宣言を策定したと発表した。進徳海運が策定したSDGs宣言は…
三菱重工4―12月期、受注3隻を確保
三菱重工業が7日発表した2021年4―12月期連結決算(国際会計基準)によると、商船の造船事業を含むプラント・インフラ(P・I)ドメインの事業損益は127億円の黒字で、前年同期の90億円の赤字から改…
阪神内燃機4―12月期、営業利益48%増。経費節減などで
阪神内燃機工業が7日発表した2021年4―12月期単独決算は、営業利益が前年同期比48%増の4億6300万円だった。部分品の売り上げ減少による影響があったものの、製造・販売関連費用を中心に経費節減に…
ストルト、11月期純利益3倍の91億円。タンクコンテナ好調
ノルウェーのケミカル船大手ストルト・ニールセンの2021年11月期通期決算は、純利益が前の期比3・1倍の7880万ドル(約91億円)に拡大した。タンクコンテナ事業が好調で、養殖事業が黒字転換したこと…
トーム、LR1型 台湾で衝突。船隊破損も油濁なし
海外報道によると、デンマーク船社トームが運航するプロダクト船「Torm Emile」が1日、台湾・高雄港で防波堤と衝突し、船体を破損したようだ。貨物や油の流出などは発生していないという。英国の…
基幹労連、賃金改善3500円要求へ。22年春季取り組み
造船重機などが加盟する産別労組の基幹労連は8日、中央委員会を開催し、2022年春季取り組み(労使交渉)の方針を決定する。今回は、労働条件全般を2年間にわたって総合的に改善することを目指す総合改善年度…
下関海陸運送、運送マッチング DX展開。「トモロジ」開始、内外の物流PF視野
下関海陸運送は先月始めた運送マッチングサービス「トモロジ」により、物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を目指す。運送会社としてのノウハウを生かした利便性の高いシステムとデータを活用し、荷主と…
横浜・川崎港、各WG取り組み確認。第3回CNP推進会議
国土交通省関東地方整備局と横浜市港湾局、川崎市港湾局は7日、横浜市内で第3回「横浜港・川崎港カーボンニュートラルポート(CNP)形成推進会議」を開いた=写真。会合では、実務的な検討担うモビリティ▽燃…
NCA、定期運航便 北米線減便。夏季は往復週49便、乗員繰り付かず
日本貨物航空(NCA)がこのほど公表した夏季ダイヤ(2022年3月27日―10月29日)の運航スケジュールによると、米アトラスエアとの共同運航便を含めた総運航便数は、成田空港発着の往復ベースで週49…
サイバーポート導入企業、129社。利用拡大続く
昨年4月から第1次運用を開始した港湾関連データ連携基盤「Cyber Port(サイバーポート)」の導入企業数が今月3日時点で129社に拡大した。4日、ポータルサイト上で発表した。第1次運用開始時点で…
南星海運、省エネ新造船を投入。日中韓航路、博多港に入港
韓国船社の南星海運は、日本と韓国、中国を結ぶサービス「NBP」「NCQ」に新造船「STAR RANGER」(963TEU型)の投入を開始した。同本船は昨年末、日韓航路に新たに投入した「STAR CH…