IMO・MEPC77、50年のGHGネットゼロ。思惑絡み具体論決まらず
国際海運の脱炭素化に向け、各国の駆け引きが激しくなっている。11月22日から26日まで開かれたIMO(国際海事機関)の第77回海洋環境保護委員会(MEPC77)では、日本や米国、英国などが「2050…
住商・大島造、アンモニア焚きBC開発。カムサ型、25年竣工へ
住友商事は27日、同社グループの大島造船所と共同でアンモニア燃料焚(だ)きバルカーの設計・開発を進めると発表した。船型は8万―8万1000重量トン型(80―81型)のカムサマックスで、2025年内の…
大阪府・兵庫県両知事、「関西港」協議で一致
【関西】大阪府と兵庫県は26日、経済分野での連携を協議する「兵庫・大阪連携会議」の初会合を兵庫県西宮市内で開いた。2025年大阪・関西万博を見据え、産業政策などを中心に兵庫県と大阪府の連携を深めるの…
【商社に聞く 船舶事業の新潮流】(5)伊藤忠商事船舶海洋部長・藤本博和氏。安定収益拡大に試行錯誤
――船舶海洋部の組織体制は。「『保有船』『トレーディング』『LNG(液化天然ガス)船・海洋』の3課体制とし、機能別にそれぞれ集中して取り組んでいる。地域戦略では昨年4月から中四国支社(広島県)…
10―12月内航燃油価格、原油高で1割上昇
田渕海運は27日、2021年10―12月期の内航燃料油価格の交渉結果を公表した。同社が船舶燃料油を販売する伊藤忠エネクスとの間で最も早く妥結した燃油価格(1キロリットル当たり)は、A重油が8万170…
クミアイ・ナビ、投資「しばらく様子見」。黒柳MD、船価高を警戒
くみあい船舶グループのシンガポール船主クミアイ・ナビゲーションの黒柳智丸マネージングダイレクター(MD)=写真=は本紙の書面取材に応じ、船舶投資は当面様子見する考えを示した。鋼材価格の上昇などを受け…
内航カーボンニュートラル検討会、省エネ・代替燃料船 支援
国土交通省は24日、4月から開催していた「内航カーボンニュートラル推進に向けた検討会」の取りまとめを公表した。内航海運での2030年度の181万トン(13年度比)のCO2(二酸化炭素)排出削減目標の…
住友商事、ケッペルと戦略提携。アンモニア燃料事業で
住友商事は27日、シンガポールの海洋・船舶修繕大手ケッペル・オフショア・アンド・マリン(O&M)と同社子会社を通じ、シンガポールでの多様なアンモニア燃料事業の実現に向けた戦略的な提携に関する覚書を締…
経産省、22年度予算案。資源・エネ関連7181億円。CCS実証へ液化CO2船
経済産業省は24日、2022年度予算案を発表した。資源・エネルギー関連は7181億円となり、21年度補正予算と合わせて、1兆373億円を計上した。CCS(CO2〈二酸化炭素〉回収・貯留)商用化に向け…
バルチラ、ハイブリッド発電システムで試運転。燃費性能規制に対応
欧州舶用メーカーのバルチラは21日、太陽光エネルギーシステムを組み合わせた独自のハイブリッド発電システム「バルチラHYモジュール」をマルフィン・マネジメントグループが管理する6万重量トン型バルカー「…
銚子沖、バルカーと漁船衝突。徳島船主保有
関係筋によると、24日午前5時55分ごろに千葉県銚子市の犬吠埼灯台から南西約24キロメートルの沖合でパナマ籍のバルカー「GLOBAL PASSION」(3万3000重量トン型)と、漁船「勝栄丸」の衝…
商船三井、アクセス多数の21年リリース。経営戦略・安全で選定
商船三井は27日、同社が2021年にプレスリリースした案件のうち、ホームページ(HP)を通じアクセス数が多かったものを経営戦略の3戦略(環境戦略、営業戦略、ポートフォリオ戦略)と、同社の最重要基盤「…
【フィリピン台風】常石セブ、設備被害の全容を確認中
常石造船は24日、フィリピン子会社ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ〈セブ〉(THI)が今月16日から17日にかけて同国中部を通過した台風22号により被災したと発表した。船主や舶用機器メーカー…
【フィリピン台風】商船三井6万ドル寄付。NSU・飯野も支援
フィリピン中南部を今月16―17日にかけて台風22号「Rai(ライ)」が襲い甚大な被害をもたらしたことを受けて、商船三井とNSユナイテッド海運、飯野海運は27日までに、被災者・被災地支援を発表した。…
三菱重工、香焼工場の一部引き渡し。大島造船所に
三菱重工業は27日、同社長崎造船所香焼工場の新造船エリアのドックと岸壁設備を含む一部を大島造船所へ引き渡したと発表した。全ての引き渡しを完了するのは2022年度内を予定している。香焼工場は新造…
秋田・千葉沖洋上風発、三菱商事などを選定
経済産業省と国土交通省は24日、秋田県沖と千葉県沖の3海域で洋上風力発電を担う事業者の公募結果を発表した。3件とも、三菱商事、三菱商事エナジーソリューションズを中心とする企業連合が選定された。…
日通総研22年度見通し、海空輸出2年連続増。コロナの影響一巡、海上混乱は上期まで
日通総合研究所は24日、「2021・22年度の経済と貨物輸送の見通し」を発表した。22年度は新型コロナウイルス禍の反動増が前年度で一巡し、海上・航空共に輸出量が2年連続でプラスとなる見通し。海上輸送…