コンテナ船社大手、好業績でM&A加速、ロジ・航空機など非海運拡充
コンテナ船社大手が、M&A(合併・買収)を加速している。空前の市況高騰により、コンテナ船社の2021年通期業績は、軒並み過去最高となる見通し。投資余力が生じたことで、特にロジスティクスや航空機などへ…
P&I保険、再保険料33%上昇。大規模事故増加などで
船主責任保険(P&I保険)を提供する世界の13のクラブが加盟する国際P&Iグループ(IG)は21日、2022保険年度のIG再保険料率が前年度比で平均33%上昇すると発表した。頻発する自然災害や新型コ…
商船三井、燃料油・潤滑油管理 新システム運用開始。粗悪燃料を回避
商船三井は23日、燃料油・潤滑油の分析結果を管理する新システム「バンカーハブ」を自社開発し、運用を開始したと発表した。グループ運航船約800隻から採取した年約7000本のサンプル分析結果をクラウドベ…
【商社に聞く 船舶事業の新潮流】(4)双日 航空産業・交通プロジェクト本部企画業務室 船舶第一課長・長池一憲氏、本社財務力で船主に貢献
――今年の用船・造船マーケットはどう推移したか。「一言で表すと『びっくりから急停止』だ。欧米の決算期が始まった年明けあたりからドライ市況に先高観が生まれ、欧州のチャータラー(用船者)主導でマー…
三菱造船、高圧FGSS初受注。LNG燃料船6隻向け
三菱重工業グループの三菱造船は23日、舶用高圧式エンジン向けLNG(液化天然ガス)燃料ガス供給システム(FGSS)を初めて受注したと発表した。今治造船グループが建造するLNG燃料自動車運搬船6隻向け…
ポセイドン原則、11社で目標達成。年次報告書、日本から2社
海運業界の脱炭素化を金融面から推進する船舶ファイナンスの国際的枠組み「ポセイドン原則」の運営協会は20日、年次報告書を発表した。開示対象の23の金融機関がそれぞれの船舶ファイナンス対象船の2020年…
三菱重工、通信衛星打ち上げ成功。英インマルサット向け
三菱重工業は23日、移動体衛星通信サービス大手の英インマルサットの通信衛星打ち上げに成功したと発表した。鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた三菱重工の「H―IIAロケット45号機」(H―I…
豊田通商、自動車ターミナルに参画。インドネシア・パティンバン港で
豊田通商は23日、インドネシアのパティンバン新国際港(西ジャワ州スバン県)の自動車ターミナル運営事業に参画すると発表した。取り扱い能力は年21・8万台で、2024年までに年60万台まで強化し、自動車…
【Newsクリップ】日本郵船、インドネシア人機関長誕生。LNG船で初 幹部登用に注力
日本郵船は23日、同社グループが運航するLNG(液化天然ガス)船で初めてインドネシア人船員を機関長に登用したと発表した。郵船は2008年のタングー(インドネシア)LNGプロジェクトへの輸送サービス開…
政府、デジタル原則策定。海運・港湾も対象
政府は22日、デジタル臨時行政調査会(デジタル臨調)を開き、規制改革の共通指針となる5項目の「デジタル原則」をまとめた。書面や目視を義務付けた手続きを全面的に見直し、デジタル技術を活用した取り組みを…
国交省、司厨員未乗の内航船。船内供食改善で指針
国土交通省海事局は22日、船内で調理に従事する船員「司厨(しちゅう)員」が乗船しない内航船の船内供食改善に向けたガイドライン(指針)を作成した。ガイドラインでは船員の健康確保に向けた重要要素の一つで…
韓進重工、HJ重工業に社名を変更。臨時株主総会で議決
韓国造船の韓進重工業は22日、臨時株主総会を開き、HJ重工業に社名変更する定款変更案件を議決したと発表した。同社は10月に役職員を対象に新社名を社内公募し、同社名を選定していた。社名変更は、韓進グル…
【モーリシャス座礁】船長らに有罪判決
複数の海外紙によると、昨年夏に発生したモーリシャス沖でのケープサイズバルカー「WAKASHIO」座礁事故を巡り、同国の裁判所が20日、同船の船長と1等航海士に有罪判決を下した。27日に量刑が言い渡さ…
日本シップヤード、組織改正・会社人事
日本シップヤード 【組織改正】 (1月1日)商品企画業務で基本設計部との設計リソースの迅速かつ柔軟な調整を可能にするため、商品企画部を設計本部に移管する。商品企画グループは基本設計部に移管。…
大阪港夢洲地区、夜間回送で車列2割減。万博対策、空コン仮置き検証
【関西】大阪港湾局は23日、2025年の大阪・関西万博開催に向けて、大阪港夢洲コンテナターミナル(DICT)に返却される空コンテナを、隣接の咲洲地区に一時的に仮置きし夜間回送する社会実験の結果を公表…
阪神国際港湾、大阪港CT延長事業募集。1月6―15日
【関西】阪神国際港湾会社は23日、大阪港のコンテナターミナル(CT)での年始のゲートオープン時間延長事業の募集を開始したと発表した。繁忙期の混雑を緩和しコンテナ搬出入の時間短縮を図るのが狙い。今回は…
東京港のつどい、長期構想中間まとめを紹介。施策の方向性説明
東京都港湾局、東京港埠頭会社、東京都港湾振興協会が主催する「東京港のつどい」が23日、オンラインで開かれた。荷主企業や物流事業者などに対し、現在検討を進める東京港第9次改定港湾計画に向けた長期構想の…
神原ロジ、福山地区、リーチスタッカー導入。カルマー製、EFIが納入
欧州荷役機器大手カルマーの販売代理店EFインターナショナル(本社・横浜市、中尾治美社長、EFI)によると、神原ロジスティクスは22日、新たにカルマー製リーチスタッカー(吊り上げ能力45トン)を導入し…
横浜・山下埠頭再開発、来年6月まで意見を公募。新計画策定へ
横浜市港湾局は23日から山下埠頭再開発の新たな事業計画策定に向け、市民などからの意見と民間事業者からの事業提案の募集を始めた。応募期間は来年6月30日まで。寄せられた意見・提案を基に港湾計画の改定や…