バルカー新造船価、日中が拮抗「史上初」。円安・元高で値差縮小
日本造船所と中国造船所のバルカーの新造船価が拮抗(きっこう)している。6万重量トン超のハンディマックスでは足元で、日本が3500万ドル前後で受注しているのに対し、値上げ姿勢を強める中国もほぼ同等の船…
ライトシップ、日本市場開拓に注力。キーアカウントマネージャー、邦船出身・山田氏起用
豪州の船舶査定・格付け会社ライトシップは今月から日本の顧客へのサービスをより充実させ、同社の手掛ける船舶の航行安全・環境負荷低減・乗組員ケアのシステムの日本市場での開拓などを担うキーアカウントマネー…
フレドリクセン氏、SPAC上場へ。2.5億ドル調達、環境分野で買収狙う
ノルウェー海運の有力者、ジョン・フレドリクセン氏が米国で特別買収目的会社(SPAC)のIPO(新規株式公開)を目指している。米国での上場により2億5000万ドル(約285億円)を調達し、クリーンエネ…
LA・LB港、課徴金導入22日に延期。滞貨減少で状況精査
北米西岸最大のコンテナ複合施設であるロサンゼルス(LA)港、ロングビーチ(LB)港の両港湾局は15日、同日付を予定していた長期滞留コンテナ貨物に対する課徴金導入を、22日まで延期すると発表した。10…
【インタビュー コロナ後への成長戦略】日本通運執行役員南アジア・オセアニアブロック地域総括・南アジア・オセアニア日本通運(NSAO)社長・田中博之氏、売上高3000億円へ改革実行
日本通運の地域統括会社、南アジア・オセアニア日本通運(NSAO)は新たな成長戦略に取り組んでいる。M&A(合併・買収)も視野に、2028年には同地域の売上高3000億円を目指し、域内各国の目標を策定…
サムスン重工、1―10月受注高112億ドル。10月単月に大型案件成約
韓国造船大手サムスン重工業の1―10月の受注高は112億ドル(約1兆2768億円)で、前年同期の10倍に膨らんだ。10月単月で砕氷型シャトルタンカー7隻に関する大型案件などを成約し、年間受注目標91…
MAN、ケミカル船向け、エコ推進システムを受注
舶用低速エンジンのライセンサーである独MANエナジー・ソリューションズは11日、中国の招商局工業集団傘下の招商局金陵鼎衡船舶(揚州)から「HyProp ECO推進システム」を受注したと発表した。ハン…
川崎近海汽船、事故演習で模擬記者会見。フェリーと貨物船 衝突想定で
川崎近海汽船は16日、東京都千代田区の本社で、同社運航の旅客フェリーが航海中に貨物船と衝突事故を起こし、乗船客1人が死亡したとの想定で模擬記者会見を行った。事故演習の一環として行った模擬会見には、…
国交省、事業再編伴う計画策定促進。各種調査など費用補助
国土交通省は12日、海事産業強化法で新設した「事業基盤強化計画」の認定制度に関して、計画策定を支援する補助対象事業の募集を開始すると発表した。合併や共同会社設立などの事業再編を伴う同計画の策定に当た…
【市況2021】プロダクト船、LR2型 回復基調。精製マージン改善
プロダクト船市況が上昇している。英クラークソン統計によると、12日時点の10万重量トン級LR(ラージレンジ)2型の中東―日本航路は低硫黄油使用で日建て1万1222ドルと前週から8%値を上げた。タンカ…
【竣工】JMU津、次世代省エネ型パナマックスバルカー「FJ CAMELIA」
■JMU津 次世代省エネ型パナマックスバルカー「FJ CAMELIA」 ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は12日、津事業所(津市)で建造していた「エフジェイ・ラインズ(F.J.LINES)…
現代重工、新型イージス艦受注。弾道ミサイル迎撃能力装備
韓国造船大手の現代重工業は9日、弾道ミサイル迎撃能力を備えた新型イージス駆逐艦を同国防衛事業庁から受注したと発表した。国産駆逐艦開発計画「広開土III」(KDX―III)バッチ2の2番艦で、契約額は…
飯野海運、事故対応訓練を実施。ケミカル船の衝突・漏油想定
飯野海運は16日、10日に同社グループの船舶管理会社であるイイノマリンサービスと合同で、重大事故を想定した事故対応訓練を実施したと発表した。今回の訓練は、イイノマリンサービスが船舶管理を手掛け…
国交省、商船三井の事業を採択。LNG燃料船普及支援
国土交通省は16日、LNG(液化天然ガス)燃料船の普及促進を図る「LNG燃料システム等の導入を促進する事業」の2次公募の結果を発表。商船三井の自動車専用船における高圧式LNG燃料システム導入事業を採…
日舶工、舶用工業説明会 鹿児島大で開催
日本舶用工業会はこのほど、鹿児島大学(鹿児島市)で、同大学学術研究院理工学域工学系の熊澤典良準教授の協力を得て、「舶用工業説明会」を開いた。人材確保対策事業の一環。同大学では2016年度から毎年説明…
NK、アイデアソンをオンライン開催
日本海事協会(NK)は9、10の両日、「海事・産学連携イノベーション・アイデアソン」を開催した。海事業界における産学連携を目的に、海事系大学からの学生と社会人の参加者が、社会課題の解決に向けた新たな…
川崎汽船、ESG投資の構成銘柄に選定。11年連続
川崎汽船は16日、ESG(環境・社会・企業統治)投資の世界的な指標であるダウ・ジョーンズ・サステナビリティー・インデックス(DJSI)の「アジア・パシフィック・インデックス」の構成銘柄に11年連続で…
内航合同賀詞交、22年1月も中止
日本内航海運組合総連合会は11日の理事会で、新型コロナウイルス感染拡大防止を図るため、2022年1月の内航海運合同賀詞交歓会の開催中止を決めた。内航海運の賀詞交は内航総連と会員5海運組合共催で行われ…
中欧班列1―10月、20年実績上回る。輸送力増強、海上シフト取り込み
中国の国鉄を運営する中国国家鉄路集団(中鉄集団)によると、中国―欧州間の定期貨物鉄道「中欧班列」の1―10月の運行便数は前年同期比26%増の1万2605便、輸送量は33%増の121万6000TEUと…