ドライ市況、スーパーサイクル続くか。環境対応船の新造発注停滞、船腹需給 逼迫予測
鉄鉱石や穀物などを運ぶドライバルク船の用船市況が、高水準で推移するスーパーサイクルが続くとの見方が強まっているようだ。環境規制のさらなる強化も予想される中で、船主がバルカーへの投資に慎重な姿勢を崩し…
NEC、AI間交渉、物流に活用、船社選定での導入も視野
NECはAI(人工知能)同士が条件交渉を行うAI間交渉を、製造・物流分野に活用する取り組みを進めている。これまでに商社などと、国際輸送のスペース予約などで実証実験を実施。荷主・業者ともに物流業務の効…
マースク、EBITDA2.5兆円。通期予想、3度目 上方修正
デンマーク海運最大手マースクは16日、2021年12月期(通期)のEBITDA(金利・税引き・償却前利益)が220億―230億ドル(約2兆4000億―2兆5000億円)、EBIT(金利・税引き前利益…
海外船社、タンカーS&LB打診。市況低迷下でキャッシュ確保
一部の海外タンカー専業船社が、保有船を日本船主に売却し再用船する「セールス&リースバック」(S&LB)を打診しようとしている。タンカー市況の低迷が続く中、タンカー専業船主はキャッシュ確保や財務改善を…
日通、新本社ビル竣工。支店・グループ会社集約
日本通運は17日、建設を進めていた新本社ビル(東京都千代田区神田和泉町2)が完成し、16日に竣工式を開いたと発表した。10月から順次移転を開始し、現在の汐留本社ビルに入居している本社機能と陸・海・空…
大宇・ABS、液化CO2船 開発へ。7万立方メートル型を対象に
韓国造船大手の大宇造船海洋は、CO2(二酸化炭素)に関する技術開発を進める。米船級協会ABSと、7万立方メートル型の液化CO2船を共同開発するほか、船舶から発生するCO2の船上回収などでも商機を探る…
【新型コロナ】観光船以外の内航旅客船、19年比「3割超売上減」70%に。国交省8月調査、感染拡大で
国土交通省は、8月末時点の新型コロナウイルス感染症の内航旅客船など関係業界への影響調査結果をまとめた。8月に観光船以外の旅客船(回答43者)で、「運送収入がコロナ禍前の2019年同月と比べ3割以上減…
ABB、コンテナ型ESS開発。レトロフィット需要向け
欧州電気システム大手のABBは8日、コンテナ型のエネルギー貯蔵システム(ESS)を発表した。バッテリー、コンバーター、トランス、制御装置、冷却装置、補助装置など船舶の電動化に必要な機器を20フィート…
テクロス、バラスト装置供給。蘭船社の13隻向け
韓国のテクロスは16日、中小型ガス船を運航するオランダ船社アンソニー・ベダーの船隊向けにバラスト水処理装置を供給すると発表した。同社が保有する13隻が対象。テクロスはバラスト水処理装置「エレクトロ・…
IMO、燃料電池船、安全要件固まる。来年にも承認へ
国土交通省は17日、6―10日に開かれたIMO(国際海事機関)の第7回貨物運送小委員会(CCC7)のオンライン会合で、燃料電池船の安全要件に関するガイドライン(指針)案を最終化したほか、水分管理など…
プラッツ、メタノール燃料、新価格指標発表
米調査大手のS&Pグローバル・プラッツは16日、船舶用燃料に関するウェビナーを開き、船舶用メタノール燃料の新たな価格指標の発表を始めることを明らかにした。プラッツは27日から、欧州のバンカリン…
IRI、中国海域航行で事前申請を周知
マーシャル諸島海事局(IRI)は15日、マーシャル籍船の運航者らに向けて、中国政府が1日から同国海域を航行する外国籍船に対して事前申請を求めていることを周知する通知書を配布した。中国の海上交通安全法…
【国内船主の今】(281)PO行使、SLB退潮。新造船鋼材供給、リスクくすぶる
「PO(パーチェス・オプション=本船の購入選択権)を行使する海外オペレーター(運航船社)が増えている」 13日午後、東京・銀座の喫茶店。海運ブローカーが切り出した。■欧州銀が船回帰 そ…
三井倉庫ロジ、EC一括支援で協業。GMOグループなどと。サイト構築・物流・販促提供
三井倉庫ロジスティクスは17日、GMOインターネットグループのシステム開発会社GMOシステムコンサルティング(GMO―SC)、Eコマース(EC、電子商取引)サイトの販促自動化を手掛けるシナブルと協業…
JIFFA、コンテナ混乱 荷主支援を。自民党政調に要望書
国際フレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)は8月26日、自民党政務調査会物流調査会に対して、コンテナ輸送の混乱に関する荷主への支援などを含む、要望書を提出した。予算策定などの基礎資料とするべく、自…
日立物流、AIフォーク共同実験。イオンG・花王など4社と、トラック運行連携
日立物流は17日、イオングローバルSCM、花王、大和ハウス工業、豊田自動織機と共同で、物流施設でAI(人工知能)搭載の自動運転フォークリフトなどを活用し、トラックの積み降ろし・入出荷作業を自動化し、…
NEC・OKIなど、SCM自律調整 産学連携。業務フロー、先進技術で検証
NEC、OKI、豊田通商、東京大学など産学33会員で構成される「自律調整SCMコンソーシアム」がこのほど発足した。サプライチェーン上で日々発生する、企業・組織・個人間での利害・挙動の調整業務を効率化…
NACCSセンター、次期システム仕様検討開始
NACCSセンター(輸出入・港湾関連情報処理センター)は16日、第3回「第7次NACCS更改専門部会」をオンラインで開き、次期システム詳細仕様の検討を開始したと発表した。さらなる機能拡充や信頼性・効…
ONEジャパン、ターミナル品質向上へ。第4回安全大会、60人超が参加
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパンは15日、「第4回ONEジャパン ターミナル安全・品質大会」を開催した。昨年9月の第2回、今年3月の第3回大会に続き、新型コロナウイルス感染拡大防…
PILなど4社、華南―東南ア・印 直航サービス新設。ウイークリー配船
シンガポール船社パシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL)は16日、10月末から中国・華南と東南アジア、インド西海岸を結ぶ直航サービス「SIX」を開設すると発表した。タイ船社RCLと中国C…