黒海・アゾフ海、料率 航海の都度設定。航行リスク大、戦争保険 異例の方式
1日から黒海とアゾフ海航行時に発生する船舶戦争保険(ワード参照)の割増保険料率について、航海の都度設定するという異例の方式が採用される可能性が浮上している。戦争保険では、航行リスクが極めて大きいと判…
明治海運、通期経常益40億円。7割上方修正
明治海運は2月25日、2022年3月期の通期連結経常利益が前期比52%増の40億円となる見通しだと発表した。円安による増収効果や、船費・ホテル費用の減少により、従来予想(昨年10月公表)の23億円か…
【ニュース深読み/不定期】ウクライナ危機、黒海で日本関係船が被弾。影響は多方面に
デスク 2月24日にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始した。海運業界への影響はどうか。A まず、原油の供給不安が高まり原油価格がおよそ7年半ぶりに1バレル100ドル台へ上昇し、バンカー(船舶…
在東京パナマ総領事館、六本木に移転へ
在東京パナマ総領事館は3―5日にかけて、現在の東京都港区東麻布から港区六本木に移転する。移転作業に伴い3、4日は終日閉館になる。7日から通常通りの業務開始を予定している。連絡先、Eメールは変更…
出身国比率、露・ウクライナで14%超。比・印船員で代替も
ロシアのウクライナへの軍事侵攻、欧米の経済制裁といった混乱を受け、海運業界ではロシア人船員、ウクライナ人船員への影響も注視されている。ICS(国際海運会議所)などによると、両国出身船員の総数は27万…
【露が軍事侵攻】欧米の経済制裁、LNGへの影響 限定的か。アーク2・ヤマルなど。バンカーは最高値
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、欧米の対ロシア制裁などによる海運市場への影響が注視されている。侵攻直前時点では、邦船社が関与するロシア産LNG(液化天然ガス)輸送プロジェクトへの影響は生じ…
ウクライナ沖、紛争地 海難対応は困難。ITOPF、油流出WSで言及
石油連盟の2021年度油流出ワークショップ(22日、オンライン開催)で国際タンカー船主汚染防止連盟(ITOPF)テクニカル・ディレクターのリチャード・ジョンソン氏はウクライナ沖周辺など緊張の高まる海…
BHP、LNG燃料鉱石船を日本へ。JFE向け、3月上旬到着
豪英資源大手のBHPグループは24日、LNG(液化天然ガス)燃料に対応した世界初のニューカッスルマックス型鉄鉱石船「Mt.Tourmaline」=写真=が日本に向けて出航すると発表した。LNG燃料は…
LNG貿易量、21年は6%増3.8億トン。燃料採用、新造船の30%
オイル・ガスメジャーの英シェルは21日、LNG(液化天然ガス)の需給見通し報告書「シェルLNGアウトルック2022」を発表した。それによると、2021年の世界のLNG貿易量は前年比6%増の3億800…
ペトロナス、応札締め切り 今春決着か。LNG船10隻規模 調達
マレーシアの国営石油・ガス会社ペトロナスがこのほど、LNG(液化天然ガス)船10隻規模の調達に向けて、海運会社を選定するための入札を締め切った。新造船の竣工時期は2025年以降とみられる。邦船大手を…
米ポテン予測、タンカー市場活性化へ。イラン制裁、米国解除なら。運航再開・消失の双方発生も
米ブローカー大手ポテン&パートナーズは米国のイランに対する経済制裁解除後、原油の供給量が増え、タンカーの輸送需要にとって、プラス効果があるとの見方を示した。また、イラン船主保有で現在は洋上備蓄などに…
商船三井、洋上風発作業船で協業へ。海上工事向け、東洋建設と覚書
商船三井は21日、東洋建設(東京都千代田区)と洋上風力発電関連作業船の協業検討に関する覚書を締結したと発表した。両社は、国内外の洋上風力発電事業に関連する海上工事向け船舶の事業化に向けて協議を開始し…
【バルチックWeekly市況リポート】(2月14―18日)スープラに先高観、3.2万ドルの期間用船も
■ケープサイズ すべての航路で市況が下落した。週末の金曜日の5航路平均レートは前日比1888ドル高の1万3888ドルに反発し、多少の安堵(あんど)感が見られた。太平洋ラウンド航路(C10)…
日本の保険業界、黒海・アゾフ海「危険海域」。ウクライナ情勢緊迫、戦争保険料上昇も。3月1日から指定
ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、日本の保険業界は3月1日から黒海、アゾフ海を船舶戦争保険(ワード参照)上で危険な海域と見なす「除外水域」に指定する方針を決定した。英国の保険業界の動きを踏まえての措置…
JERA、アンモニア調達入札へ。FOB年50万トン。新造船需要も
国内発電最大手JERAは18日、発電燃料用アンモニアの調達に向けた国際競争入札を実施すると発表した。JERAが船舶を手配するFOB(本船渡し)ベースで年最大50万トンの調達を計画。2027年度から4…
スターバルク、純利益 過去最高6.8億ドル。21年12月期。ドライ市況高騰を享受
ギリシャ系ドライバルク船主スターバルク・キャリアーズが16日発表した2021年12月期決算は、純利益が6億8053万ドル(約780億円)と過去最高を達成した。前の期の966万ドルから70倍に拡大。ド…
カタール、LNG船の大型商談 佳境。第1弾は20隻に
カタールの国営石油会社カタールエナジーが進める大規模な新造LNG(液化天然ガス)船の調達商談が佳境を迎えている。今回は第1弾として、調達隻数は20隻規模になる模様。今月中には海運会社も選定し、3月末…