マースク、2040年にネットゼロ目標。グループ全事業で10年前倒し
デンマーク海運大手APモラー・マースクは12日、2040年までにグループ全体でGHG(温室効果ガス)排出をネットゼロ(実質ゼロ)にする目標を設定したと発表した。マースクは当初、GHG排出量の50年ネ…
英クラークソン集計、21年新造発注8割増。コンテナ船・ガス船けん引
英国の調査会社大手クラークソン・リサーチが集計した海事関連データ速報値によると、2021年の世界の新造船発注量は前年比77%増の1億1990万重量トンだった。コンテナ船やガス船がけん引し、14年以降…
現代重・大宇合併、EU当局非承認の公算。LNG船独占を問題視
韓国造船大手の現代重工業グループと大宇造船海洋の合併計画を、EU(欧州連合)が承認しない公算が大きくなっている。英紙フィナンシャルタイムズなど複数の海外紙が、EUの競争法当局が両社の合併を反競争的行…
【インタビュー 船舶管理大手 日本拠点開設】フリートマネジメント社長・キショア・ラジヴァンシー氏。日本保有船130隻を管理
香港の船舶管理大手フリートマネジメントは昨年秋、東京都港区に日本事務所(代表者=秋澤邦英バイスプレジデント)を開設した。世界2位の船舶管理隻数を誇る同社のキショア・ラジヴァンシー社長に日本での事業展…
大宇造船海洋、海洋プラント受注。年初来契約総額 9.7億ドル
韓国造船大手の大宇造船海洋は12日、オイルメジャーの米シェブロンからガス田制御設備(FCS)1基を受注したと発表した。契約額は6561億ウォン(約5億5243万ドル、1ドル=1187・71ウォン)で…
北欧船主グラム、増資で140億円調達。自動車船18隻に
ノルウェー船主グラム・カー・キャリアーズ(GCC)は12日、上場と第三者割当増資で約1億2100万ドル(約139億円)を調達すると発表した。独船主F・ライツから自動車船2隻を取得し、自動車船隊が18…
米ポテン集計、原油スポット用船横ばい。21年輸送量、コロナ前比16%減
米ブローカー大手ポテン&パートナーズが集計した2021年の原油タンカーのスポット用船成約件数は8436件、輸送量は11億6038万9000トンで20年からほぼ横ばいだった。輸送量はコロナ前の19年よ…
中国塗料、ゼロエミEV船が防汚塗料を採用。内航船向け
中国塗料は12日、同社の内航船向け防汚塗料「シープレミア 3000 PLUS」が次世代内航船ゼロエミッション電気推進タンカー(EV船)に採用されたと発表した。近年、日本近海の海水温上昇の影響で海…
NSU海運、子会社配当60億円。船舶保有7社
NSユナイテッド海運は13日、船舶保有を目的とする海外の連結子会社7社から剰余金の配当計60億円を受領すると発表した。受領日は18日。今期の個別決算に営業外収益60億円を計上する。連結子会社か…
滬東中華造船、LNG船1隻受注。CSSC向け
中国船舶集団(CSSC)傘下の滬東中華造船は、同グループの船舶保有会社CSSCシッピング(中国船舶〈香港〉航運租賃)から、17万4000立方メートル型LNG(液化天然ガス)船1隻を受注した。船価は1…
国土交通省、人事異動
国土交通省 (1月14日)港湾局付・即日辞職(北陸地方整備局次長)岸弘之▽北陸地方整備局次長(東北運輸局次長)杉野浩茂▽東北運輸局次長(港湾局付)伊藤達也▽港湾局付・休職〈港湾空港総合技術センタ…
【中間決算を読む】(3)川崎汽船、好業績・財務改善 6年ぶり復配へ
川崎汽船の2021年4―9月期連結決算は、経常利益が2380億円で前年同期比約24倍と大幅に改善した。純利益も2460億円と約26倍へ急伸。持ち分法適用のコンテナ船事業統合会社オーシャンネットワーク…
三協レイノス、スペース確保に注力。知名度高め事業拡充へ
欧州物流大手レイノスグループと藤木グループの三協との合弁会社「三協レイノス」が、日本での事業拡大を進めている。レイノスグループと三協の持つネットワークや事業基盤を活用し、世界的なサプライチェーン混乱…
大阪港湾局、夢洲待機場を月末供用。コンテナ車両の渋滞解消、万博対策も
【関西】大阪港湾局は大阪港・夢洲地区の渋滞解消を目指し、31日から同地区内に新たなコンテナ車整理場(待機場)を供用開始する。夢洲コンテナターミナル(DICT)が入る同地区では、かねてコンテナ車両の渋…
ヒアテクノロジーズ、国際物流の混乱 マップで可視化。世界11港、月別データ表示
オランダのデジタル地図・位置情報サービス大手ヒアテクノロジーズは12日、国際物流の混乱を可視化するインタラクティブマップを公開したと発表した。2021年の世界主要11港でのコンテナ船滞留日数と周辺道…
JAFA、SDGsでセミナー。鳥居会長「通関電子化進める」
航空貨物運送協会(JAFA)は12日、東京都内でSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにしたセミナーを開いた。冒頭あいさつした鳥居伸年会長は、新型コロナウイルス禍による現場での感染防止対策やスペース…
久元神戸市長、「港湾管理者間での事前調整が大事」。府県の港湾一元化に慎重姿勢
【関西】久元喜造神戸市長は、12日の定例記者会見で、昨年末に吉村洋文大阪府知事と斎藤元彦兵庫県知事が両府県内の港湾管理一元化に向けて協議する方針を打ち出したことについて「民間事業者の意見を聞きながら…
【12月航空混載】日本通運、輸出重量が微増。欧米がアジアの減カバー
日本通運の2021年12月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比微増の2万3658トンと14カ月連続で増加した。米州、欧州が物量をけん引。アジアのマイナスをカバーした。方面別ではTC1(米州)…
【12月航空混載】近鉄エクス、輸出重量28%増。半導体が好調
近鉄エクスプレスの2021年12月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比28%増の1万6479トンと13カ月連続で増加した。半導体関連の荷動きが好調に推移。海上からの航空シフトも物量を押し上げた。…