海事アカデミア2022
 印刷 2022年02月17日デイリー版2面

国交省、船員労務管理支援、記録用ツール作成

 国土交通省海事局は14日、船舶所有者が船員の労働時間の記録・管理を簡易的に電子化・効率化するためのツールとなる労務管理記録簿のExcelマクロデータを作成したと発表した。船員の日々の労働時間などを記録するとともに、船員法施行規則により新設された様式にのっとって、労務管理記録簿を作成できる。4月からの改正船員法施行に向けた対応で、国交省のホームページ内の「船員の働き方改革」(https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk4_000026.html)の特設ウェブページで無償配布する。

 国は海事産業強化法の柱の一つである船員の働き方改革に向け、船員法を改正。4月以降、船舶所有者が陸上の事務所で船員の労働時間の把握や記録などの労務管理を行うよう求めている。

 今回の法改正を契機に、国交省はこれまで紙を使って記録していた船舶所有者に対し、労務管理の適正化・効率化のために電子的な方法を活用した記録・管理に移行することを要望。船舶所有者がパソコンなどで労働時間の記録・管理が行えるよう、Excelで利用可能なツールも作成した。「操作の手引き」(詳細版、船員向け簡易版)も公表している。

 国交省は現在、船員の労働時間管理システムの開発支援を進めており、今後順次、要件定義書の公表、試作、実船実証を予定している。