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2022年02月14日 デイリー版5面
「シーフレンドZero」には多くのメディア関係者が乗船し、実験の様子を報じた
プロジェクト「MEGURI 2040」の意義を説明する日本財団の海野光行常務理事
世界最長距離の無人運航実証を行った「さんふらわあ しれとこ」
自動で航行する小型旅客船「シーフレンドZero」
無人運航システムを備えたフェリー「それいゆ」(三菱造船提供)
コンテナ船「みかげ」のブリッジに置かれたモニター
フェリー「それいゆ」の離着岸自動操船システムモニター(左)と操船状況モニター(三菱造船提供)
コンテナ船「みかげ」に搭載されたセンサー類
無人運航船プロジェクト「MEGURI 2040」スタート。各地で実験進む。日本財団
日本財団が推進している無人運航船プロジェクト「MEGURI 2040」に参画する5つのコンソーシアムの実証実験が今年1月から順次スタートした。
丸紅などが行う「無人運航船@横須賀市猿島」では、神奈川県横須賀市の三笠桟橋と猿島間で、小型旅客船「シーフレンドZero」に三井E&S造船が開発中の自律操船技術を適用。三菱造船と新日本海フェリーは、新門司―横須賀間を航行する大型フェリー「それいゆ」(1万5515総トン)に無人運航を実現するシステムを搭載した。
「内航コンテナ船とカーフェリーによる無人化技術実証実験」では、商船三井がコーディネーターを務め、井本商運の749総トン型コンテナ船「みかげ」と商船三井フェリーの「さんふらわあ しれとこ」(1万1410総トン)を実験船に、自動運航に関する実証実験を実施している。