印刷
2022年01月26日 デイリー版4面
アセントロボ、10億円調達 知能ロボの開発加速。SBI・ソニー両Gから
製造・物流現場向けロボットのソフトウエア開発などを手掛けるアセントロボティクス(本社・東京都渋谷区、久夛良木健社長)は20日、事業が軌道に乗り、収益が伸びていく段階のシリーズBの資金調達ラウンドとして、SBIグループとソニーグループから10億円を調達したと発表した。両社を引受先に第三者割当増資を行った。
調達した資金により、最先端のAI(人工知能)技術を活用した知能ロボットシステムの開発に取り組む。加えて、さまざまなデータを基に物理空間を仮想空間に再現する「デジタルツイン」時代に向けた各種センシング技術の開発を加速する。そのために、ソフトウエア、ロボットのエンジニアの採用を強化する。
アセントは2016年に創業。AIを活用した知能ロボットや自律移動ロボットのソフトウエアを販売している。20年に家庭用ゲーム機「プレイステーション」の生みの親で元ソニー副社長の久夛良木氏が代表に就任した。昨年には山善と資本業務提携している。