海事アカデミア2022
 印刷 2022年01月19日デイリー版2面

海技研、実海域実船性能評価計画。フェーズ2へ参加者募集

 海上技術安全研究所は17日、船舶の実海域性能をテーマとした共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」のフェーズ2を開始するため、参加者を募集すると発表した。募集期間は26日から2月25日までで、3月中旬からプロジェクトをスタートさせる。

 「実海域実船性能評価プロジェクト研究会(OCTARVIA)」は、船舶が実際に運航する波や風のある海域での速力、燃料消費量などの性能(実海域性能)を正確に評価する方法を開発するために実施した共同研究プロジェクト。2017年10月から3年間、海事クラスターの25社による実海域における実船モニタリングやシミュレーションなどの最新技術の開発を果たし、実海域実船性能を推定・計測・評価する手法「ものさし」(ライフサイクル主機燃費)を作成した。

 フェーズ2は実施期間を2年間とし、これまで開発した計算プログラムなどの成果活用の最大化を図るためシップデータセンター(ShipDC)とのデータ連接などデジタル技術を援用しつつ、実海域実船性能の推定・計測・評価手法の実船適用(ビジネス展開)を進める。さらにCII(実燃費格付け制度)のGHG(温室効果ガス)削減規制の進展や自動運航船のモニタリングに対応するため、開発した手法の実海域低速運航への拡張、代替燃料利用への拡張、実船モニタリングシステムの標準化などについて、オープンイノベーション方式で共通基盤領域の研究に取り組む。

 26日には午後1時からオンラインで説明会を行う。説明会参加希望者や問い合わせは、実海域実船性能評価プロジェクト事務局の山内氏(yamauchi-t@m.mpat.go.jp)まで。