海事アカデミア2022
 印刷 2022年01月07日デイリー版4面

年頭あいさつ】浅輪宇充・国土交通省港湾局長、CNP形成 加速化に注力

浅輪宇充氏
浅輪宇充氏

■浅輪宇充・国土交通省港湾局長

 国土交通省の浅輪宇充港湾局長は1日付の年頭所感で、カーボンニュートラルポート(CNP)形成の加速化に取り組む方針を示した。来年度から「CNPの形成に向けた陸上電力供給設備に係る固定資産税の特例措置」の創設が認められたことなどに言及し、「停泊中の船舶への陸上電力供給設備や低炭素型荷役機械、自立型水素等電源などの導入について関係省庁と連携しつつ、取り組む」と語った。

 国際コンテナ戦略港湾については、「コロナ禍で、サプライチェーンが不安定となる中、他国に過度に依存せず、自国貨物はできる限り自国で取り扱うことが、サプライチェーンの強靭(きょうじん)化や経済安全保障の観点から重要となっている」と指摘。

 「企業活動や国民生活に不可欠な物流を維持・強化するため、『集貨』『創貨』『競争力強化』の3本柱からなる取り組みを深化していく」と語った。

 また、国際コンテナ戦略港湾でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進では、港湾物流▽港湾管理▽港湾インフラ―の3分野一体で機能する「Cyber Port(サイバーポート)」を早期に構築する方針を示した。

 ほかにも、「ヒトを支援するAI(人工知能)ターミナル」について、「遠隔操作RTG(タイヤ式トランスファークレーン)の導入支援制度により整備が進む、名古屋、横浜、清水、神戸をはじめとした遠隔操作RTGの導入促進や、ゲート処理の効率化などを実現する新・港湾情報システム「CONPAS(コンパス)」の普及などに引き続き取り組む」と語った。