海事アカデミア2022
 印刷 2021年12月28日デイリー版4面

souco、4億円調達 新事業創出へ。凸版印刷、トランコムなど出資

 荷主と倉庫のマッチングサービスなどを手掛けるsouco(ソウコ、本社・東京都千代田区、中原久根人代表取締役)は23日、凸版印刷、トランコムなどを引受先に第三者割当増資を行い、総額4億円を調達したと発表した。物流サービスプラットフォーム(PF)として、サービスの機能を拡充する。凸版印刷とは、2023年度までに物流DX(デジタルトランスフォーメーション)分野で新規事業の創出を目指す。

 第三者割当増資の引受先は凸版印刷、トランコムのほか、日本ユニシスのコーポレートベンチャーキャピタルのキャナルベンチャーズ、投資会社のマーキュリアインベストメントと伊藤忠商事が組成したマーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合(ビズテック・ファンド)。これにより、ソウコの累計調達額は8・7億円となった。

 凸版印刷の24日の発表によると、同社と同社が6月に子会社化したデジタルピッキングシステム(DPS)国内最大手アイオイ・システムの持つ倉庫の運用支援システムと、ソウコのサービスを融合。「ITを活用したアセットライトな物流倉庫の構築・運用支援」などを検討する。

 ソウコのサービスを利用する荷主に対して、アイオイ・システムのDPSの活用、仕分け工程の効率化需要に応えるソリューションの開発を共同で検討する。ピッキング・仕分けに加え、梱包、配送などを含めたオペレーションを行うための企画立案、サービスメニューの開発も図る。

 荷主、空きスペースを提供する倉庫会社が抱える在庫管理や輸送コストなどの課題に対し、凸版印刷のRFID(無線自動認識)を活用したトレーサビリティー(履歴管理)システムなど物流サービスの標準化・最適化に向けた新たなソリューションを企画立案、検証していく。

 ソウコは全国の倉庫の情報を集約し、1年未満の短期利用を中心に、1000坪未満の倉庫利用需要と倉庫の空きスペースをマッチングするサービスを運営している。トランコムと連携し、輸配送サービスも提供。ウェブサイトの登録アカウント数は2000社以上(6月時点)。