印刷 2021年11月29日デイリー版2面

風力推進装置でAIP。英企業、DNVから取得。カーギルBCに搭載

「ウインド・ウイングス」を搭載したバルカーのイメージ
「ウインド・ウイングス」を搭載したバルカーのイメージ

 英国のBARテクノロジーズ(BARTech)は22日、同社が開発した風力を推進力として使用する硬翼帆「ウインド・ウイングス」がノルウェー船級協会(DNV)から基本承認(AIP)を取得したと発表した。同システムは2022年までに米カーギルのカムサマックスバルカーに搭載される予定。

 ウインド・ウイングスは、厳しい入港スケジュールを守りながらCO2(二酸化炭素)の排出量を削減するという海運業界の課題に対応するために開発された。高さ45メートルの硬翼帆を甲板に取り付け、風力推進と航路の最適化を組み合わせることで、バルカーやタンカーなどの大型船舶の燃料消費量を最大で30%削減する。

 カーギルはBARTech、フィンランドの船舶設計会社デルタマリンと共に、同プロジェクトを立ち上げた。今年4月にはBARTechがノルウェーの肥料大手ヤラ・インターナショナル子会社のヤラ・マリン・テクノロジーズと「ウインド・ウイングス」の販売に向けパートナーシップ契約を結んだ。