海事アカデミア2022
 印刷 2021年11月15日デイリー版2面

Newsクリップ】三井住友F&L、グロークに出資参画。自動運航技術の販売金融を提供

 三井住友ファイナンス&リース(三井住友F&L)は12日、船舶の自動運航関連技術を開発・販売するフィンランドのスタートアップ企業グロークテクノロジーズに出資すると発表した。出資を機に、グローク製品の販売金融をはじめ各種ファイナンスサービスにより、日本の内航海運企業や漁業者向け販売をサポート。自動運航船分野の知見・ノウハウの取得も通じ、安全向上や船上の労働環境改善に貢献する。

 三井住友F&Lは11日、グロークによる第三者割当増資の引き受けを完了。出資額は明らかにしていないが、数%程度の出資とみられる。

 グロークは、2019年に発足した船舶の自動運航関連技術のスタートアップ企業だ。主要株主には創業者メンバーに加え、三菱商事や独海運大手オルデンドルフ・キャリアーズが名を連ねている。

 グロークは現在、運航海域の状況を監視し、乗組員に危険を通知する「状況認識システム」の開発に注力しており、年内の実用化と22年の販売開始を目指している。

 同社は船員の高齢化や不足に直面している日本を重要市場と位置付け、開発製品を順次投入する予定。将来的には認知・判断・行動を自ら行う自律ソリューションを用いて人の介在を軽減するなど、より包括的な運航支援を実現していく考え。