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2021年11月04日 デイリー版4面
【新型コロナ】シーバロジ、中国→ウガンダ、ワクチンを輸送。シノバック製70万回分
仏CMA―CGM傘下の国際物流大手シーバロジスティクスは10月28日、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)製の新型コロナウイルスワクチン70万回分を中国からアフリカ・ウガンダへ輸送したと発表した。
ウガンダ保健省向けに、北京首都国際空港からエンテベ国際空港向けに空輸した。輸送にはプラス2―8度帯での温度管理が必要で、位置情報や温度変化を監視するIoT(モノのインターネット)デバイスを活用した。
シーバロジは独自のソリューションを開発するなど、ヘルスケア分野に力を入れている。同社のグローバル・ヘルスケア・セクターでエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるニールス・ヴァン・ナメン氏は「当社のヘルスケア関連の顧客は、最終的な患者を念頭に置いた輸送オプションを求めている。私たちの仕事はワクチンの接種を受ける人たちの心配を取り除くことであり、全ての貨物の背後に患者を見ている」とコメントした。